よくお店で「AとB、どちらのパーツが良いですか」、「オススメのパーツはどれですか」などと相談を受けますが、“どちら(どれ)を選んでも正解”ということが多く、「○○」と答えられないことがあります。
<基本的には自分の気に入ったものを>
使用する目的や頻度などを聞いて逆効果になったり、危ない場合は止めますが、基本的には自分の好みで選ぶのが後悔しないで良いと思います。
好きな選手が使っている、デザインが好き、とにかく軽い、など選ぶ理由は色々ありますよね。
自転車は構成パーツの点数が多く、乗る楽しみは別に所有欲をかき立てるの魔の乗り物とも言えるでしょう。
<速く走るにはパーツの影響は小さい>
ただし、速く走りたい、レースでいい結果を残したいからパーツを交換するという場合は話が異なってきます。
「こんな値段するのだから、さぞかし性能が良く速く走れるだろう」と思いがちですが、いわゆる軽量パーツや高級パーツは使うだけで見違えるように速く走れるようになるわけではありません。
薄い度が入った眼鏡と同じで、視力が少し悪い人が使う分には効果を発揮しますが、視力がとても悪い人が使っても見えないことには変わりありません。
いわばプロツール選手などは例えれば視力0.9なのを1.0にするために高価なパーツを使っていますが、私たちのレベルは0.1~0.5の大きな幅の中にいるといっても過言ではなく、同じことをしても心持ち見えやすくなるだけです。
0.1を1.0にすることはできず、0.2になったところでもともと0.5ある人には勝てません。
競技として考えるとパーツは最低限揃っていれば十分で、それ以上お金をかけても効果は?ということが多いです。
これは自分自身痛いほど思い知らされてきたことで(反対に思い知らせたことはほとんどないような、、、)紛れもない事実です。
速く走れるかどうかは乗り手次第なのです。
それでは速く走るためには何が必要なのでしょう。
たくさん乗ること?高負荷でトレーニングすること?
いずれも間違ってませんがその前にスムースなペダリングができないと、なかなか速くならないばかりか、故障したりしてしまいます。
とりあえずペダルを回すことは簡単ですが、奥が深く重要なのがペダリングです。 ペダリングスキルを習得しないまま乗っている人がとても多いです。
<ペダリングスキルとは>
スムースなペダリングは距離を乗れば自然にできるようになるわけではなく、意識しないと身に付かないスキルです。
大別すると次の2つになります。
(1) 踵が上がり過ぎず、落ちすぎない
(2) 最低100回転/分回せる回転力
(1)はプロのペダリングをレース映像などで見るのが一番わかりやすいと思います。サイクリングロードなどで見ていると必要以上に踵を上げ下げしている人が多いです。
(2)はケイデンスを計れるメーターがないと分かりにくいかも知れませんが、意外にこれを持続するのは大変です。これができないと高速域で走ることが難しかったり、すぐに脚が疲れてしまいます。
まずは90回転、95回転・・・というように徐々に慣らしていけば良いでしょう。欲を言えば120回転くらいを持続できるようにしたいところです。ペダリングが上手くできるようになると、速く走ることはもちろん、楽に走れるようになります。
実は速く走るためだけでなくゆっくり走るためにも必要な、自転車に乗る上で基本のスキルなのです。
文章だけでは分かりにくいかも知れません。コグコグの時やお店でスタッフに質問していただければ、お答えしますのでお気軽におたずね下さい。